2021-01-01から1年間の記事一覧

扁桃体の活動の低下による弊害――坐禅の生理学的効果(2)

坐禅によるプラス面の生理学的効果の主要なものは、扁桃体の過剰な活動を低下させ、うつ傾向や不安傾向を解消することにあるものと思われます↓https://ztkbtkmtk.hatenadiary.com/entry/2021/11/23/144342しかし、前稿でも、若干触れましたが、扁桃体の活動…

扁桃体の活動の低下――坐禅の生理学的効果(1)

1 扁桃体とは? 坐禅のときのようにゆっくりとした呼吸をすると、血中二酸化炭素濃度が上昇し、セロトニンが分泌され、その結果、うつや不安感が解消、軽減することが判明しているとされています。これが坐禅の効果のうち、有益な効果の主要なものではない…

【参考資料】瞑想の副作用

(1)齊尾武郎「マインドフルネスの臨床評価:文献的考察」『臨床評価』46巻1号 http://cont.o.oo7.jp/46_1/p51-69.pdf「近年のうつ病の多発から,職場のメンタルヘルスに対する関心が高まり,我が国における精神医療へのアクセスは,以前と比べると各段…